第1回Digital Hypertension Conference

ごあいさつ

第1回Digital Hypertension Conference
代表世話人 赤澤 宏

日本高血圧学会フューチャープラン推進委員会
タスクフォースB(新学術領域開拓)ワーキング長
東京大学大学院医学系研究科循環器内科学講師

代表世話人 赤澤 宏このたび第1回Digital Hypertension Conferenceの代表世話人を務めさせていただくことになりました。新しく立ち上がった本カンファレンスを主催させていただくことを、誠に光栄に存じております。本カンファレンスは「高血圧x未来予想図」をテーマとして、2019年10月25日(金)に京王プラザホテル(東京都新宿区)において、第42回日本高血圧学会総会と同時開催いたします。


超高齢社会を迎えた我が国において、心血管病の最大の原因である高血圧の克服は、私たちが取り組むべき最重要課題の一つに挙げられます。日本高血圧学会では、最良の高血圧診療を研究・実践し、全国民の健やかで明るい社会を実現するために「みらい医療計画」を策定しました。「良い血圧で健やか100年人生~Good Blood Pressure for Lively 100 Years~」のスローガンのもと、①医療システム(生涯にわたる高血圧診療システムの構築)、②学術研究(高血圧研究の推進と「みらい医療」の実現)、③社会啓発(国民が血圧管理に自ら取り組む社会づくり)の三つの柱を掲げ、様々な活動を始めています。学術研究に関しては、病態の解明や治療法の開発へ向けた従来の研究をさらに促進するとともに、新たな学術領域としてのDigital Hypertensionを提唱し推進します。

 

新しいテクノロジーによって、人の身体がインターネットにつながっている状態(IoH: Internet of Human) さらにそれによるConnected HealthあるいはConnected Medicineが実現可能となってきました。また、レセプトデータや健診データといった大規模データベースに加えて、服薬アドヒアランスや血圧コントロールの状況、さらには生活習慣に関する情報をビッグデータとして大量に取得し、人工知能(AI)を活用して解析することが可能となってきました。Digital Hypertensionは、新しいテクノロジー(新しい機器、新しい技術、新しい解析方法)の開発とその連動を学術としてとらえ、高血圧診療とヘルスケアに変革を導入していく、これからのサイエンスです。

 

本カンファレンスでは、異なる領域の研究者間の広範かつ有機的な交流を促進するために、アカデミアだけでなく、製薬・ヘルスケアや電機、情報・通信などの産業界や政府・行政からも演者としてご参加いただきます。Digital Hypertensionが描く未来予想図はどのようなものか、「思ったとおりにかなえられる」にはこれから何をすべきなのか、熱いディスカッションが交わされ、斬新なアイデアが創出されることと期待しています。是非、多くの皆様方のご参加を心よりお待ちしております。